親鸞の主著 『教行信証』の世界

●書籍の概要  浄土真宗の宗祖、親鸞聖人(1173~1262)が数十年の歳月をかけて推敲を重ね、仏教思想界に捧げた主著『教行信証』(正式名称:顕浄土真実教行証文類)。 この書は、仏教の枢要となる「教」(教え)、「行」(実践)、「信」(信心)、「証」(さとり)、「真仏土」(さとりの真実をあらわす仏と浄土)、「化身土」(方便として現実にはたらく世界)の六巻で構成されている。膨大な仏祖・先達の経典・論文の引用と、自らの解釈を示すわずかな文によって、聖人自らは凡夫であるという立場から、あらゆる存在が無条件に救われていく原理が阿弥陀如来の本願にあることを究明している。 本書は、大谷大学名誉教授であり僧侶でもある延塚知道氏が、長年の研究成果や自らが教えと出会った経験もふまえ、この『教行信証』をできる限りわかりやすく解き明かす一冊。この書が著された目的・時代背景から、全体の構造、そしてそこに流れる親鸞の根本思想に迫る。 浄土真宗の根本聖典(教えのよりどころ)であり、世に浄土真宗という教えを開き興した「立教開宗の書」という重要な書物でありながら、非常に難解な学術書でもある『教行信証』に一人でも多くの方にふれていただくことを願いとする。 


 ●表記内容 ・

タイトル:親鸞の主著 『教行信証』の世界 

著者名:延塚 知道 

発行社名:東本願寺出版 

体裁:四六判上製本・約350頁 

定価:本体1,600円(税別) 


 装丁:藤本孝明



如 月 舎

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