展示は、徳島県立博物館の昆虫生態学など観察スケッチや標本と三嶽伊沙のオブジェを対比させ、みるということとかくということのアプローチの同調性と差異を可視化させる面白い試みの空間と映像とオブジェの空間、そして映像のインスタレーションに分かれた。日常の営みの中から創り出している作品は、クオリティの高い静謐な緊張感と、ふと身近で共感する美しさがある。大きな会場だが、緊張感のある展示空間は担当学芸員のセンスによるところも大きい。作品解説パネルは作家のこだわりで縦組みのリクエストに応えデザインした。
©徳島県立近代美術館2014
企画:吉原美恵子(徳島県立近代美術館上席学芸員) 写真:米津 光 AD/D:藤本孝明
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